軽石の中性浮力が上手すぎた件

おばんです。

朝はやや風を強く感じたものの、天気は良く、気持ちの良い日でした。

海上保安庁の船も朝日を浴びて美しく輝いています！

奥には一際大きな船が泊まっています。

ヘリコプター搭載の格好いい船が！！

ピカピカの新造船ですね！

ポイント上はそんなに揺れることもなく、お天気にも恵まれているので明るく

案外とゆったり潜る事ができました。

あ、ちなみに今日は乗り合いでした。ゆったりしているのはそのせいもあるのかしら？

夏のような気温や風景は望めませんが、この冬らしい空気感も好きです、結構。

まぁ、私は今月から衣替えでドライスーツを着ておりますが（笑）

お客様はまだまだウエットスーツの方が多いですね、太志もまだウエットスーツですし。

寒がりの方はそろそろドライスーツの時期かと思います。

現時点の水温は２３℃くらいですので、後半になると寒く感じるかもしれませんし

ボート上でも濡れた格好でいると冷えてしまいますから。

あとはこんな子を狙うなら、なおさら。。。

ブチのあるブチウミウシ

ゴマフビロードウミウシ属で本人の体には細かな絨毛状の突起があるので

ぬいぐるみのような、ふわふわした見た目です。

ゴマフアザラシの赤ちゃんみたいなウミウシですね。

小さな子に目を奪われていると鋭い視線を感じて

振り返ってみたら、彼らのおうちの近くでして・・・

クマノミの「これ以上近づかないで」オーラがビシビシと伝わって来ました。

人で言うなら鼻の穴が広がるくらいプンプンしてるイメージです。

ほら、鼻の穴、広がってるでしょ？

さて、朝の段階では軽石も見かけないし、この調子ならいいかな〜なんて思い

ポイントを変えて、竹富島の南側エリアに行ってみると・・・

お昼前には小さな軽石を発見。

数は少なめです。

大きなものでも親指の爪くらいのサイズ。

でも、この軽石！中性浮力取ってるんですよ！浮かず、沈まず・・・

なんか複雑です。

水面に浮いてても船が心配だし、中層にあると魚が突いてるし

これが沈んだら、きっとサンゴや海底生物に影響が出そうだし。

中性浮力はダイバーだけ充分なのにな。

水底ではマンツーマンのガイド（太志）とゲストが何か見ています。

何を見ているのかと寄ってみると

ヒトデに頭を撫でられているホタテウミヘビ。

でも感触が嫌だったのかグルグルとその場で回転したかと思ったら

スポンッ！！

と砂の中に潜ってしまいました。確かにあの触手でなでなでされたらゾワゾワしそう（笑）

そばではアカフチリュグウウミウシが産卵中。

当たり前ですが、彼らは大きいけど卵は小さいですよね（笑）

この小さな卵からミニミニウミウシが出てくるシーンも見たいですが

顕微鏡レベルかしら？

今日は水中で生き物と勘違いして寄って行った不思議な物のご紹介も

貝だったのですが、当然中身は無く。

まるで中国の水墨画のような不思議な模様でまじまじと見てしまうほど。

自然の造形を満喫させてもらいました。

明日は自船出港予定ですが、それ以降は軽石の影響もありますしゲストも途切れますので

一旦、船を揚げてメンテナンス週間となります。

１０日間ほどは乗り合い日程となりますのでご了承下さいませ。